リリースノート2023.3

全般:

• ROI抽出されたボリュームに対してペイント＆セグメントのラベリングを出来るようになりました。これにより、ボリューム全体よりも速く結果を得られます。
• ROI作成ダイアログに"交差"ボタンを追加しました。
• ROIのスケーリング機能が"選択"タブに追加されました。
• シーンツリーで選択したオブジェクトのロックを解除した際に"変換"タブがアクティブになるように変更しました。
• ROI作成ダイアログに、新規作成したROIをレンダリングするオプションを追加しました。ROIの色は"設定"で定義可能です。
• VGSTUDIO MAXとVGMETROLOGYのデフォルトツールグループに"自動"ツールを追加しました。
• 多数のオブジェクトを削除する際の動作を改善しました。
• 多数のボリュームオブジェクトの変更されたボリュームデータ保存する為のワークフローが改善されました。
   

座標計測: 

• 拡張面定義で、ボイドとパーティクル用の2つのボリュームコンポーネントによるフィルタを追加しました。どのサイズのマテリアルやボイドをフィルタリングするかを設定できます。
• 既存の輪郭(例:ROI)をボリュームの面として直接使用できる面の定義の新しい方法"固定輪郭"を追加しました。
• 公差域が実測値ではなく公差値で表示されるようになりました。更に、評価状態に応じて緑(OK)、赤(NG)に色分けされます。
• 幾何要素の編集時に依存する全てのCMオブジェクトを自動更新するオプションを"設定"ダイアログに追加しました。
• 幾何要素の保存座標系がダイアログに表示されるようになりました。
   

解析:

• 欠陥/介在物解析およびP203解析で、新しく"ボクセルベース"の間隔計算が追加されました。隣接する欠陥/介在物間の最短距離を計算します。
• 欠陥/介在物解析の計算時のアプリケーション応答性を向上しました。
   

CT再構成:

• CT再構成のミスアライメント補正を自動決定できるオプションを追加しました。
   

自動化:

• "オブジェクトを貼り付け"が複数適用できるようにマクロステップを改善しました。
   

レポートとトレーサビリティ: 

• 座標計測、欠陥/介在物解析、P203解析の結果をNexusプラットフォーム上のMetrology Reportingにアップロードするオプションを追加しました。
• レポートの全てのレイアウト要素にフォントサイズ設定を追加しました。
• レポートエディタでの3Dカメラコントロールを改善しました。
• レポートエディタでサポートされるカスタム画像形式を.jpg、.gifおよび.svgに拡張しました。
• ルールベースの2D画像と合わせて、個々の表示を3D画像で表示できるようになりました。
• レポートエディタで操作可能な3D画像の上にマウスを移動すると、操作可能である事を示す視覚的なヒントが追加されました。
• デフォルトレポートレイアウトの一部情報フィールドの長さを延ばし、より多くのコンテンツを表示できるようにしました。
• "データ品質解析(ASTM)"のいくつかの設定項目をデフォルトレポートレイアウトに追加しました。
   

VGinLINE APPROVER:

• バッテリーアノードオーバーハング解析のルールベースの画像をサポートしました。
   

ドキュメント:

• 新しいチュートリアル"P 203ポロシティ解析ワークフローの自動化"を追加しました。
• 新しいクイックスタートガイド"VGEasyPoreを使用した空隙検出"を追加しました。
• 新しいクイックスタートガイド"大きく変形したパーツと設計値パーツとの比較"を追加しました。
• 次のチュートリアルはイタリア語、スペイン語、ロシア語でも利用できるようになりました。:
  • ボリュームオブジェクトのレンダリング
  • セグメンテーション - 幾何形状ベース
  • マクロ、バッチ処理での自動化
  • VGinLINE—ファーストステップ
  • セグメンテーション - グレイバリューベース
  • ボリュームメッシュ - ファーストステップ
  • 複数マテリアルデータセットの面の定義

全般:

• 新しく開いたROIのダイアログで、新規作成ボタンにフォーカスされていない問題を修正しました。
• "手動スケーリング"ダイアログで小数点以下の表示桁数が制限されていた問題を修正しました。
• まれに"画像を保存"ダイアログの"現在アクティブなワークスペース画面"が正しく動作しない問題を修正しました。
• まれにdebug.logファイルが作成される問題を修正しました。
• 一部の言語で"テクスチャ付きメッシュの結果"書き出しが失敗する問題を修正しました。
• Linuxでタイトルバーの動作が正しくない問題を修正しました。
   

座標計測: 

• 結合平面から作成されたデータムシステムで、間違った動作になる可能性がある問題を修正しました。
• 測定値が更新されない限り、2Dビューで寸法線をドラッグしてもアクティブな公差テーブルの公差値が更新されない事がある問題を修正しました。
• 計測テンプレートの読み込み時にアダプティブ変換を使用すると、線の方向が反転してしまう可能性がある問題を修正しました。
   

自動化:

• "自動"ツールの"ログ"タブと"拡張"ダイアログが同期していない問題を修正しました。
• 不要な変換アクションがマクロステップに記録される問題を修正しました。
   

レポートとトレーサビリティ: 

• 更新されたレポートを自動的に開くと、正しいコンテンツが表示されない問題を修正しました。
• "レポートの作成"ダイアログでスペースバーを使用してエントリを選択すると正しく機能しない事がある問題を修正しました。
• レポートにカスタム画像を追加すると、書き出されたPDFのサイズが大幅に増加する事がある問題を修正しました。
• レポートの作成が中止された際に、まれにアプリケーションがクラッシュする可能性がある問題を修正しました。
   

VGinLINE APPROVER:

• ログファイルを書き込めなかった場合に、VGinLINE APPROVERがクラッシュする問題を修正しました。